11月京都句会 毘沙門堂

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  階に散る紅葉ふみしめ毘沙門へ  惠光

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  薄紅葉一切経蔵林中に  秋麦

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  冬日差金雲の間に膝正す   佳子

  俵ごと御堂に供ふ今年米    英子

  沓脱ぎの大石白し暮の秋    万里子

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 七尺の槍に螺鈿や秋気満つ    哲半

 行く秋や護摩に煤けし格天井   徒歩

 毘沙門に燭たてまつる百舌日和  俊雄

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  らふそくの火先割れたり冬座敷  英武

川端俊雄さん新同人のお祝い会

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お祝い句
 金秋の山科へ友祝ふ旅     悦枝
 秋晴や明日香を訪ね語り合ふ  惠光
 豊の秋叡智の人は同人に    英子
 色変へぬ松の根張れる巌かな  万里子
 恰好良く老いてゆきたや冬の月 忽布
 伊吹嶺に宿りせむとて小鳥来る 秋麦
 重陽や言の葉風を身に受けて  徒歩
  2018 火星大接近の年
 いち早く火星を見つく秋の宵  哲半
 色あせぬ紅葉のしをり冬麗   佳子
 秋耕の鍬頂へ到るまで     英武