2020-11-30 伊吹嶺12月号 俳句 遠峰集の私の五句です。 指届く隣家の庭の無花果に けふの日の沈むみづうみ蘆の花 紫苑咲く売ると決めたる母の家 新蕎麦や旧街道をさらに逸れ 露の夜や瓶に沈める波布の顔 「指届く隣家の庭の無花果に」は「手の届く隣家の庭の無花果に」でしたが掲句のように添削が入りました。<手の届く>は慣用句ですし、<指>の方が景がはっきりします。助詞も省略されてうんと良くなりました。ありがたいことです。