2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

泉鏡花

今、店で泉鏡花、自宅で谷崎潤一郎を読んでいて、はて?今はどっちを読んでいるのだろうと混乱することがあります。泉鏡花の文章は、主体が誰なのか何処なのか分からない時があって、私の読解力にも問題があるのでしょうが、中々手強いです。

アメリカ村

「戦後占領期短編小説コレクション・1950年」という本を借りてきました。1950年は私の生まれ年です。子供の頃の名古屋市地図の中心部にアメリカ村というのがありました。現在は市立美術館や科学館のある白川公園です。1958年に米軍から返還されました。

季語を訪ねて

なごや東山の森・くらしの森地区を散策してきました。「チャッチャッ・チャッチャッ」と鳥の声がするので、そばにいた鳥撮りの人に笹鳴きかどうか尋ねたら、アオジの声との答え。鴬の地鳴きはもう少し濁った声とのこと。 久しぶりに訪れたのですが、湿地帯の…

遠峰集

遠峰集10句の投函を済ませる。2句ほど足らない月もあるのだが、今月は比較的余裕があって残り2句の選に迷う。安全策はとらず、使用頻度の少ない季語の句を選ぶ。

伊吹嶺11月号

伊吹嶺11月号が届きました。11月号は伊吹嶺賞受賞作品と入選者の順位表が掲載されるので毎年楽しみにしています。改めて受賞者内田陽子さんに祝意を表したいと思います。うれしかったのは京都句会の仲間石橋忽布さんとネット句会の長谷川妙好さんの名を見つ…

京都句会(弐)

2018年11月6日京都句会 河原地主宰選8句 峠越すまでの山蔭肌寒し 哲半 秋の暮買ひ忘れたる葱買ひに 佳子 冷まじやサンドバッグの皹深き 万里子 針外し湖へ戻せり紅葉鮒 徒歩 秋夕焼鴨黄金の水脈ひいて 悦枝 立ち上る浪の耀く十三夜 俊雄 籾殻のけぶり地を這…

11月京都句会 毘沙門堂

階に散る紅葉ふみしめ毘沙門へ 惠光 薄紅葉一切経蔵林中に 秋麦 冬日差金雲の間に膝正す 佳子 俵ごと御堂に供ふ今年米 英子 沓脱ぎの大石白し暮の秋 万里子 七尺の槍に螺鈿や秋気満つ 哲半 行く秋や護摩に煤けし格天井 徒歩 毘沙門に燭たてまつる百舌日和 俊…