2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

伊吹嶺八月号

風光集の私の五句です。 十薬や塀の向かうの女声 梅雨青し立像薄き胸を張り ほろ苦き微分積分夏の海 沖島へ小さき舵輪夏の雲 お東とお西を参り心太

夫婦の夜氷菓の中に匙残し 対馬康子

3年ぶりに胃カメラの検査をしました。 異常はなく安心。 ちょっと贅沢。 最近の傾向なのか、この店の特徴なのか、かき氷の粒子の細かいのに驚きました。

ドミニク・スミス『贋作』

直感で手にした初めての作家だが、あっと言う間に読んでしまつた。17世紀オランダの女性画家。その画家の絵を代々に受け継ぐ富豪の弁護士。ふとしたことでその絵の贋作を描いてしまった女性。この3人が時を越えて交錯する。団円のラストが心地よい。

蓮ひらく祈りの十指解くやうに 伊藤範子

蓮の花を見たかったので鶴舞公園へ行って来ました。 はちすさく双ヶ岡の風受けて 徒歩 私のこの句、季語が動くのですが、京都の法金剛院への挨拶ということで・・・。

8月京都句会

昨日は滋賀県近江八幡の八幡堀での吟行でした。 藻の絡む八幡堀の風死せり 伽葉 片蔭にバイク寄せたる郵便夫 徒歩 青水無月八幡堀に舟浮かべ 悦枝 糊固き藍の蚊帳の手に重き 万里子 町並の瓦かがやく日の盛り 佳子 真夏日や八幡宮の森静か 秋麦 麻暖簾くぐる…