2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

伊吹嶺二月号

遠峰集より 安珍の鐘見当たらず女郎花 清姫の絵解き佳境へ冬ぬくし 木枯や手配写真に顔の似て 万里子さん新同人 足腰の機嫌よき朝実万両 惠光さん伊吹嶺賞受賞 言の葉の夢限りなし白障子 動かざる鯉見て飽かずインバネス 今月は6句でしたが、惠光さん、万里…

ときはいま

加藤廣『明智左馬助の恋』より。 光秀は昨夜詠れた百韻を愛宕神社に奉納した経過を語り、その写しを回覧した。 ときはいまあめが下なるさつきかな 後に、この発句に、光秀が謀反の意図を読みこんだ(とき=土岐、あめがした=天下、「したなる」を「した知る…

時はいま

山岡荘八『徳川家康』より、愛宕山での連歌興行の場面。 光秀がまず発句を吐いた。「時はいま、あめがしたしる五月かな」つづいて行祐が、「水かみまさる庭の夏山」とつけていった。紹巴は何かハッとしたようだった。口の中でしきりに光秀の発句をつぶやき返…

ぬくい場所で

訳あってデスクではなくこんな感じで執筆活動をしています。

家康への饗応

山岡荘八の「徳川家康」では、安土へ来ている家康の接待をしていた光秀に、突然備中の秀吉の後詰の命令が下ります。相当の経費を使ったうえ、信長と家康双方の顔を立てるという重圧の中の仕事を途中で取り上げられての命令ですので、光秀は面子を潰され疑心…

麒麟がくる

先ほど録画していた「松永久秀の平蜘蛛」を見ました。先週の番組、今回、予告編を通じてこのドラマでの、本能寺の変への光秀の動機が私なりに予想されてきました。妻熙子の「十兵衛様が麒麟であってほしかった」という一言。松永久秀の平蜘蛛を通じての遺言…

ヴァネッサ・レッドグレイヴ

「ローズの秘密の頁」 ムービープラスにて とりあえず沢山録画して映画作品を見るのですが、たまに心に残る作品に出合います。そんな中の一つです。第二次大戦時の複雑な世情のアイルランドでの出来事を振り返るというストーリーです。50年も精神病院で暮ら…

徴兵も成人の日もないまんま  小沢信男

私は成人式には出席していません。特別な事情もなく、行きたくなかったので行かなかったのですが、相当な偏屈だったのですね。過去には数々の失敗や奇行があるのですが、べつに後悔もなく、そして今があると居直っています。

うづくまる薬の下の寒さ哉 内藤丈草

掲句には「はせを翁の病床に侍りて」と前書きがあるそうです。私は飲み忘れていたコレステロール低下剤を先ほど飲んだところであります。

玉子酒締切りまでの日を数へ  徒歩

伊吹嶺の仕事のお手伝いをするようになって責任もあり大変なのですが、そのおかげで句ができたりもします。

人の日の御所で書きたるアンケート 徒歩

掲句の季語は「人日」でしたが、「人の日」に替えてみました。 1年前の7日の京都句会は京都御苑での吟行でしたが、まだ平穏な日でした。

窓近く東山あり初句会 岩崎照子

一月京都句会(ネット)にて河原地主宰の特選をいただきました。 開きたる厨子に千手の淑気かな 徒歩ちなみに私の選んだ特選句は(内容からそうだとは思いましたが)主宰の句でした。とても俳諧味のある作品でした。

探梅や神に仏に手を合はせ 館容子

今日はやっと1日自由時間が取れました。と言っても図書館へ行って近所をふらふらとしただけです。梅が咲いていました。 先日の「麒麟がくる」の光秀夫婦の語らいは良いシーンでした。 加藤廣の『明智左馬助の恋』は荒木村重謀反のところから始まっています。…

冬田より出でし女の息づかひ 飯田龍太

今日は月例のお墓参りでした。以前は稲を作っていた田圃も去年から休耕になってしまいました。手前の道路も毎年車が増え渡るのが怖いです。

男また眠つてしまふ三日かな  夏井いつき

正月とはいえなかなか自由にはなれず、今日は娘の嫁ぎ先への挨拶でした。孫の人生ゲームのお付き合いをしたのですが、娘夫婦はこれ幸いとこの間自由にくつろいでいました。買ったのかと思いきやスギ薬局のポイントで貰ったとか。

青空へもぐら顔出す二日かな  沢木欣一

今日は9時半頃に起床してHPビルダーのファイルを整理しました。今までいい加減なファイルの保存をしていたので、インターネット部部長の助言を受けて目から鱗でした。

御降りの松青うしてあがりけり  石田波郷

明けましておめでとうございます。 ご近所の城山神社へ行ってきました。 一番混む時間帯の昼前後に行ったのですが並ばずにすいすいと参拝できました。 例年なら一時間は掛かるのですが・・・。