2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

徳川園

引きよせて放しかねたる柳かな 内藤丈草 夜の色に沈みゆくなり大牡丹 高野素十 巫女ふたり髪結ひあへる藤の花 喜多みき子 今もあるひとつの椅子や緑さす 折井紀衣

高校の同窓生牧野範子さんから個展のお知らせを頂きました。名古屋市千種区末盛通1の18覚王山ハイツ1F「ギャラリー安里」TEL 052−762−5800地下鉄東山線覚王山駅下車2番出口左すぐアイカ工業のビルの(道路を挟んで)隣です。 ちなみに度…

傘さして見えぬところも藤の花 依光陽子 今日は同人句会でした。 今日も三句とも名乗ることができました。 64名出席不在投句1名、195句から69句抜書きしました。 多いのか少ないのか? 選句は書いている最中に比較的迷わず5句決りました。 今日の私…

野遊びの皆伏し彼等兵たりき 西東三鬼 雨粒を溜めて夕日の花楓 河本好恵 文豪の机小さし竹の秋 大串章

満天星の花がみな鳴る萼の中 平井照敏 まだ母にならぬ黒髪花水木 中島登美子

京都府庁旧本館中庭 中庭に濃きも薄きも花咲けり 秋麦 中庭に花の匂へる旧府庁 徒歩 刈あげの裸婦像清し花楓 惠光 花おぼろ叡山見ゆる知事の椅子 ゆうこ 知事室の鏡に朧東山 哲半 知事室の窓より霞む東山 万里子 幾世経し知事室に濃き春の闇 俊雄 ガーデンパ…

夜桜

伊吹嶺今月号では新同人競詠として8句発表の場を頂きました。 新同人競詠 「入院」 入院と記す赤ペン初暦 買初は赤き細身のスニーカー 爪ほどの吉の小槌や初えびす 病院の赤き十字や冬夕焼 冬の灯や夕餉麩汁と三分粥 寝る前の下剤四錠星冴ゆる カーテンに囲…