星ヶ丘三越で「かっちゃん」と呼ぶ女性の声がするので振り向くと、年配の見知らぬ女性が「ひょっとしてかっちゃんじゃないですか?」と近付いてきた。
ついに本当の母親が現れたかとも思ったが、よく話を聞けば、実家の近くの子供の頃よくお世話になったうどん屋の「旭屋」のお姉さんだった。
確か三姉妹か四姉妹だったはずだ。
私がきしめんの野菜をいつも残すので怒られてばかりいて恐いお姉さんたちだったという記憶がある。
下のちいちゃんと自分しか残っていないと言っていたので家に帰って聞いてみたら、「ああそれはせっちゃんだ」と教えられた。
しかし子供のころと今の私では全然顔が違うのによく分かるものだと感心した次第である。