ディア・ハンター」を初めて最初から最後まで観ました。
ロシア正教の結婚式が長々と続きます。
ゴッドファーザーの結婚式を思い出します。脚本も意識しているのではないでしょうか。
そうかあ、彼らはロシア移民の家族達なんだ。でもラストシーンでは「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌います。このラストの彼らの機微は何となく分かるような気がします。
つまみ食いで観た時はベトナムでのロシアンルーレットのシーンが強烈でしたが、全体を通して暗い映画です。
反戦色が強いわけでもなく、「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌っても愛国を訴えるわけでもなく、淡々とこういう人たちがいましたという映画です。
メリル・ストリープの美しさが際立った映画でした。