恥かしながら、箱根、強羅、鎌倉の吟行句です。 


小春日のバス乗る吾に目と目と目
鴨分けて海賊船の波高し
錦秋の岬回れば富士の風
真黒なる卵二人で秋の味
早雲山紅葉極めて宿の夕
舞殿に黄落しきり足の群れ
青い目に七五三の子舞をする
谷戸の寺梵鐘胸に返り花
鎌倉や古寺抱えて山眠る
旅終えて釣瓶落しの富士の肩