近所の神社の石段に赤い小さな実がたくさん落ちている。
南天か千両であろう。しかし辺りを見回してもそれらしき物は無し。
さすれば、鳥が落としていったという事であろうか。

本殿の脇では小学生の群れが座って神主さんの話を聞いている。
社会見学であろう。案の定落ち着きのない子がちらほら。
落ち着いている子も神社の話など上の空なのではないか。
小学校の修学旅行での平安神宮の記憶は赤い色だけ。

えっ?それはお前の出来が悪かったからだって?


 「日溜まりに夢見る猫の二月かな」