娘からの贈り物

式場で手渡された時は、涙で曇って特注の逸品に見えたが、仔細に見れば微妙に大きく、腱鞘炎が懸念されるほども重い、手造りのカップであった。
ところが、これでコーヒーを飲んでみれば、なんと至福の味ではないか!



   「星ひとつ連れて三日の春の月」