四日目
両津港よりフェリーで新潟に戻る
「両津湾案山子の顔も遠退きし」
新潟から北陸自動車道路に入り出雲崎の良寛記念館、芭蕉園による
「手鞠つく良寛和尚に蕎麦の花」
「天高く謙信像を仰ぎ見る」
帰途 傘の心配があったがすべて必要なしの佐渡旅行であった
「秋扇や流人文化の佐渡ヶ島」
(完)
***************************
作意の無い素直な写生に好感。俳句の基本はやはり写生。
以下の10句を頂きました。
秋鮭の香りも高くわっぱ飯
蜩を清水寺に聞く異国人
蜻蛉飛ぶ七浦海岸蟹一つ
遊郭の金鉱大工に新酒かな
荒波に丸き石なり鉦叩
海べりの賽ノ河原やきりぎりす
秋の宵加茂湖に並ぶ牡蠣筏
手鞠つく良寛和尚に蕎麦の花
佐渡を詠む芭蕉の句碑や虫の声
秋扇や流人文化の佐渡ヶ島
次なる句を楽しみにしています。
<徒歩>