第39回愛知学院大学モーニングセミナー
「兄 城山三郎と私」ー故城山三郎をしのんでー
講師 愛知学院大学名誉教授 林董一

諸般の事情により旅行が中止になったので行ってきました。
城山三郎ペンネームが、今日の会場のすぐ西にある末森城址の城山から名付けられたことは知っていましたが、三郎というのは、父親と不仲になり3月に今日の講師林董一氏宅の隣に引っ越ししたことが縁であるということは今日初めて知りました。
父親のこともあり、結構重い決意のペンネームなのだそうです。
城山三郎奥さんが肝臓癌で亡くなったのは、外食で美味しいものばかり食べていたことも一因ではないのかと語っていましたが、これについてはわたしの個人的なエピソードがあります。
実は林氏は私の店のお得意様でありまして、仕事が終わった時、たまたま妻が私の弁当を持ってきまして、それを見た氏が目を細めて「良いですねえ愛妻弁当ですか」と仰ったのです。
次回の時も仕事が終わったら、「もうすぐ弁当を持って来てもらえますね、手作りの食事が一番良いんですよ」と言うのです。
まさかその時城山三郎奥さんのことが念頭にあったわけではないでしょうが、この事を思い出して、城山三郎奥さんの死についても重く感じたのでした。


   椿落つその城山の朝の中


過去の講演の動画を見ることができます。
今日の模様はもう少し先のようですね。
http://www.agu-web.jp/~seminar/


   雷鳴の三月十日吾子生まる