iribou氏から北海道の旅の冊子を頂きました。
不遜ではありますが旅の句を抜粋させていただきます。
「白靴や利尻礼文に発つ朝」 を発句に
夏空にスカイマークの翼浮く
皐月晴れ機上で競うナポレオン
風薫る北の大地を深く吸う
花田家の番屋に残る圓座かな
五月野に銀の羽根持つ風車かな
抜海の落葉松若葉無人駅
ノシャップの岬は涼し六十路旅
夏の海丹たゞ一山の利尻富士
人面の岩のあばたや夏の波
蒲公英や会津藩士の墓の文字
包丁の切れ味誇る活き造り
スコトンの岬に白き夏のシャツ
名物のみそラーメンに汗の噴く
桃岩の林道抜けし夏の風
北の果て虎が雨降る稚内
コンビニもスタンドもなくたゞ青野
札幌の開拓村や青時雨
汗冷ゆる六十路トリオのボブスレー
「五月尽良き旅終えしナポレオン」
注:ナポレオン
通常5人前後で楽しむトランプゲーム。
3人ではやれないことはないが、やろうとする人は余程な奇特な人である。
利尻島
言うまでもなくナポレオン