私の所属している「伊吹嶺ネット句会」の京都吟行会(北野天満宮終天神、知恩院御身拭)に行ってきました。
私は都合により後半知恩院からの参加です。


相変わらず落ち着かないkurabou。


下手の考え休むに似たりと云うが、腕を組んで何を思案しているのかkurabou。
哲半さんは何やら放心状態か?

私の選句した5句
     天神のぼろ市に売る僧の椅子    伊藤範子
     ゆずり葉を二枚御負けに飾売    矢野孝子
     春着着てマネキン立てり骨董市   中斎ゆうこ
     天皇の写真も売らる襤褸の市    藤田岳人
     底冷えの御堂に木魚打ちに打つ   国枝隆生

参加者自選一句
     終ひ天神掘出し物の名古屋帯     ゆうこ
     吉水の精舎に咲けり冬桜        徒歩
     参道に新巻売の塩こぼる        哲半
     祈り上げ拭き上げ仏の年用意     秋麦
     祝ぎの日やほころび初めし寒紅梅  真佐子
     年の市やんはり値切る京言葉     未草
     味見して柚子七味買ふ年の市     佳子
     棒鱈を太く切りをり年の市        美智子
     ぼろ市の竿しなはせて銅鑼売れり   範子
     堂冴ゆる老僧正の嗄れ声        陽子
     顔より拭ふ僧都の大マスク       秀子
     ひれ伏して金堂開くる煤払ひ      岳人
     牛撫でて天満宮に年惜しむ       米子
     百段の磴を見上ぐる寒さかな      洋子
     三十六峰うすずみ色に京冷ゆる    千賀子
     ゆずり葉を二枚御負けに飾売      孝子
     底冷えの御堂に木魚打ちに打つ     隆生
     らふそくの火の大揺れに煤払ひ     英武

高点句
   ぼろ市の竿しなはせて銅鑼売れり  伊藤範子

私の投句5句
   短日の地図北に向け京都駅
   吉水の精舎に咲けり冬桜
   灯明の読経に揺るる冬座敷
   大寺の鬼門に社冬日差す
   立ち並ぶ古りし卒塔婆や笹木鳴く

「笹木鳴く」は「笹子鳴く」と投句したつもりですが「笹木」と書いてしまったようです。 


メールの返信がうまくいきません。
この場を借りて吟行会のお礼を申し上げます。
伊吹嶺の皆様、今日はお世話になりました。
次の機会を楽しみにしています。