店のお客さんで俳句を止めてしまった人のお話です。
1 78才男性A、数年前に止めたそうです。
偶々私の父と同じ結社に所属していた方で、父とは面識はなかったようですが、父の遺品の俳誌の記念号にこの方の句が載っていました。
足が弱ったのと腰痛が酷くなって吟行に行けなくなったので止めたということです。
今はボケ防止と称してNHK俳句の入選句をノートに書き写しているそうです。
2 88才女性、昔々娘さんと一緒にある結社に入会。しっかりとした方で世間を辛辣に批評します。
「皆が娘ばかり可愛がるので癪に障るんだわ」と言ってましたが10年ほど前に止めた真の理由は不明。
来店するとまず私の最新作を見るのが習いです。
3 80才男性B、頭も脚も頑強。つい最近断筆。真相は謎。