冴返る書架へ楔の如く書を  馬場駿吉

「伊吹嶺」HPの落書に長浜盆梅展の橋本鶏二の大軸と(本家の)ボストン美術館の話題が出ているが、馬場駿吉氏は俳句を橋本鶏二に師事し、現在名古屋ボストン美術館館長。
凡の者が「如」俳句をやると大抵は失敗するので私は避けているが、この句、季語「冴返る」と響き合って、本を差し込む手応えが伝わってくるようだ。