第一章 事件
被害者となる(と予想される)幸せそのものの歯科医師一家。
加害者となる(と予想される)二人の30台前半の男。
それぞれの現状が事細かに描写される。
トルーマン・カポーティの同名小説を意識しているのは明らかなので、凄惨な殺人が予想され、このまま読み進めても良いものか?
結局読み続け、犯行直前の段階で第一章は終わる。
第二章 警察
犯行の直接の描写はなく、歯科医院の受付女性からの通報で始まる。
この辺り、安心すると共に上手い展開と感心する。
さあ、合田雄一郎の登場だ。