主宰選

河原地主宰から京都句会の選が届きました。
持寄り句
  春浅し軒端に魚籃吊し干す   徒歩
  独り碁の夫の背丸し春の暮   万里子
  手付かずの終活ノート春炬燵  佳子
  雨粒をまとふ柳の煌めけり   忽布
  磨かれし鉋の並ぶ花の昼    英子
  早咲きのさくら湖畔のめをと旅
特 花冷や喪服の胸の黒真珠    万里子

吟行句
  魚漬けし樽に追ひ塩花の冷   哲半
  三鬼忌や船窓打てる波しぶき  徒歩
  鳶舞ふや琵琶湖に柳芽吹く頃  悦枝

万里子さんの「独り碁」の句。

点が付かなかった句で、「自信があったのになんでやろ」と個人的に意見を求められました。

「予選では採ったけれど、よく見る句だから選外」と答えてしまいました。

「花冷」の句は私も頂きました。