秋といえば

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる

大体の意味は分かりますが、<おどろかれぬる>が分かりにくいですね。
我々の俳句ではここまでややこしい文語は使いません。

<おどろか>(驚くの未然形)・<れ>(自発の助動詞【る】の連用形)・<ぬる>(完了の助動詞【ぬ】の連体形)。
<秋来ぬ>は(こぬ)ではなく(きぬ)です。