待ち合わせ場所

バスの宴

奈良へ着き、まず金券ショップへ寄る。
私が「ショウ、ショウ」と吃っていると、女性従業員が満面の笑みで「『正倉院展』でございますか?850円です」と答えてくれた。
奈良の女性は優秀である。
正倉院展は満員で15分の入場待ち。
なかなかの逸品ぞろいの展示物だが、あまりの混雑に疲労困憊。
一旦外へ出て昼食。
改めて本館(常設館)へ。
こちらは人も少なく落ち着いて見られる。
仏像はお寺の須弥壇で見るのがベストだが、明るい場所で間近で見られるのも貴重である。
ちゃびん氏の総括、「本館の方が良かったな」
同感である。
仏像はもう満腹となったので、興福寺の特別公開は取りやめて、二月堂の至極の夕日体験となったのである。
奈良の鹿は観光客にはしつこく寄ってくるが、屋台の商品のせんべいには絶対に手を出さない。
奈良の鹿は優秀である。

天平の落輝

内陣に差し込む夕日(二月堂)