ミニオフ句会の1句 （伊吹嶺ＨＰより転載）
http://www.ibukinet.jp/topix/13offkukai/13minioff.html
古池の芥をよけてあめんぼう 徳田 初枝
一山の羅漢巡りの貸し団扇 中斎ゆう子
墓石より高き筆塚文字摺草 松井 徒歩
木下闇恋路が跡の途絶えたる 東口 哲半
真白なるくちなしの花墨染寺 浜野 秋麦
半夏生門口飾る般若面 安藤 一紀
木下闇口をへの字に石羅漢 鈴木 未草
少将の百夜通ひの寺涼し 内田 陽子
竹落葉褥に石の涅槃仏 熊澤 和代
半夏生映る小町の姿見池 岡田 佳子
御身剥がる半眼涼し盧舎那仏 野島 秀子
羅漢径袖に入りたる藪蚊打つ 伊藤 範子
半夏生伏見大仏位牌抱く 牧野 一古
龍宮門潜り抜けたる涼しさよ 坪野 洋子
若冲の羅漢に啼けり梅雨鴉 国枝 洋子
少将の百夜のみちや片白草 谷口 千賀子
半夏生琵琶湖疏水の深みどり 矢野 孝子
梅雨小路表札脇に般若面 国枝 隆生
虫除けの団扇振り振り羅漢見に 河原地英武
