ひとりづつ来る抜け道や藤の花 石田郷子

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 一昨日の桐の所へ行ってみると、もう散り始めていました。小さなお子さんが母親に「何の花?」と尋ねたら「山躑躅」と答えました。

ちょっと!ちょっと!違います。

相手が私のような爺さんなら無視しますが、若い親子なので「桐の花」ですよと教えてあげました。

もっとも私も俳句を始める前は知りませんでしたが。

それよりも、あんな大木があることにも気がついていませんでした。