2006-11-09 ■ 小噺の好きな人がいて、時々、不意討ちの如く披露してくれる。 お日さんとお月さんと夕立さんが、一緒に旅をしていました。 ある日、泊まった旅館で朝を迎えると、お日さんとお月さんがいません。 夕立さんが女中に尋ねると「お二人はもう出立なさいました」 夕立さんは一言「月日の立つのは早いことよのう」 「で、お客さんはいつお立ちになりますか?」 「わしは夕方に立つ」 この後、当人の病気の話になり、真っ赤な血尿が出た由。 下ねたがらみの落ちが来るかと身構えていたら、真面目な話であった。