贋作といえば、加堂秀三の小説にこんなのがあった。
田舎の蔵のある旧家を借り切って大量の骨とう品を持ち込み、金にこまった未亡人をそこにしつらえ、素人に売りつけるという寸法だ。
加堂秀三の独特の暗い空気が好きだったが、自殺してしまった。
まるで、作品の登場人物そっくりの風貌の人だったが残念。