■

映画「プロメテウス」
基本的に秘境への探検隊の物語なのだが、それ以上の作品となったかというと消化不良のところもあって今一歩というところか。
予め基本的な設定が分かっているというのも弱点で、何も知らずに見に行って、おお！これって「エイリアン」の巨人異星人じゃん、となれば驚きも一入だったであろうがまあそれは無理な相談。
「アラビアのロレンス」の映画を使ってアンドロイドのキャラクターに人間臭さを加味しようという心憎い演出もあって、この役者さん中々いい味で、この人が主人公かしらというくらいの活躍である。
ラストシーンだが、ホラー映画やアクション映画のお約束のように終わったと思ったら、まだまだこれがあるんだよ、とポロっとだすものだから底が浅くなってしまうのである。
このラストはもう少しやりようがあったのでは？