2014-08-02 ■ 俳句 俳句 伊吹嶺八月号 伊吹集巻頭一席より 嫁ぐ子の荷へ降り止まぬ落花かな 橋本淳 「嫁ぐ子の荷」に子を精一杯育てた安堵感、降り止まぬと強調する「落花」に別れの淋しさ。同じく三席より 子と婚のドレス選べり春の暮 梶田遊子 親子してウェディングドレスを選ぶ幸せ、「春の暮」の措辞に一抹の淋しさ。二句共に季語の働きの良さを感じる。