今日の「中日俳壇」 栗田やすし選 第一席

  客船の展望デッキ風光る 玉井美智子

選評は、
明るい春の日が眩い瀬戸内を航行するフェリーであろうか、これくらい単純化が出来ると力強く、潔い句となり、季語「風光る」が充分に生かされてくる。

私は常々省略と単純化を句作の心得としていますので、この選評を心強く感じたのであります。