昨日は京都句会でした。
愛知から初めての石川紀子さん、鈴木英子さんを交え6人が参加してのにぎやかな句会となりました。

徒歩選五句
  竹爆ぜて読経かき消すどんど焼  佳子
  不滅の灯めきて都庁や冬の星   哲半
  ビル群の玻璃の明るさ2月来る  範子
  スケートの手の翼めく幼子よ   範子
特 自転車で抜くる御苑や春隣    紀子

河原地副主宰選
  くくり猿凍てて震えり二年坂   万里子
  風に乗り波に乗り来る鳰の声   紀子
  どんど火や片目のだるま転げ落つ 佳子
特 大寒や仁王の臍に深き罅     惠光


午後は壬生寺壬生寺節分厄除大法会の吟行でした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160203-00000028-kyt-l26

4月の壬生狂言の「炮烙割り」の画像です。
節分会で奉納された炮烙を舞台から一斉に落とします。

これより吟行


  春近し芹沢鴨の墓に酒  万里子


  

  山と積む壬生の炮烙春来たる 範子
  犬の名を足せし願文節分会  徒歩

節分会の2日間は壬生狂言の演目「節分」が繰り返し上演されます。
  マフラーを膝に出を待つ壬生狂言 英子
  寒中の壬生の舞台の艶光り    哲半
  節分会鬼が戦く焼嗅       惠光
  火男も罷り出壬生の節分会    秋麦
  後家つひに桝の豆まき鬼やらふ  紀子
  無言劇鬼打豆のはぬる音     ゆうこ

  護摩焚の煙に桧の香節分会    佳子
  護摩行のあとは焚火の人だかり  英武