7月京都句会続き


令和1年7月京都句会

持寄り句主宰選10句
  鉄を打つ若き鍛冶師の首に汗    英子
  雨近き風の回廊沙羅の花      佳子
  神苑に庭師と弟子と夏の蝶     悦枝
  ゼロ並ぶスコアボードや大地灼く  忽布
  兄弟は五羽子燕の初飛行      悦枝
  暑き日や路面電車は架線擦り    哲半
  河童忌や錠剤を割るペンナイフ   万里子 

  松原に試し斬り石五月闇      佳子
  肌脱ぎや胸にクルスを光らせて   徒歩
特 吾が影に老い隠れなし青田道    俊雄

  十字なす飛行機雲や慰霊の日    英武