伊吹嶺9月号

遠峰集より。

 玄関に夏の燕が来てをりぬ
 夕暮れの泰山木に蕾立つ
 でで虫や闇に響ける波の音
 惜敗の涙を漱ぐシャワーかな
 杉枡の香りに注ぐ冷やし酒

今回の投句は自分としてはかなり出来が悪いと自覚していまして、主宰も五句選ぶのに苦労されたのではないかと推測します。