藤沢周平蝉しぐれ
主人公の父親の切腹事件あたりから一気に読んでしまった。
主人公の鬱憤がよく伝わってきて一本筋の入った作品。
しかし、最後の章は余分ではないかと思う。
というか、もっとあっさりとしたエピローグで良かったのではないか。


 「積年の気鬱流すは蝉しぐれ」  徒歩
「人前で食えぬ秋刀魚のなれの果て」 徒歩