6月4日は京都句会でした。
今の時期の床みどりでしられる岩倉の実相院と岩倉具視幽棲旧宅を吟行しました。

 古硝子水のゆらぎの四葩見ゆ  哲半
 幽居地の組子障子に夏の風   伽葉
 石座の風に波打つ若楓     範子
 テーブルに深き節穴梅雨近し  徒歩
 雲切れて光増したり床みどり  悦枝
 借景はやはき青嶺や石の庭  万里子
 青葉風龍馬の座せし濡縁に   佳子
 岩倉邸伸びやはらかに松の芯  秋麦
 薫風や曲り女松の岩倉邸    英子
 梅雨闇の不動にまざと火の匂ひ 俊雄