今日は十三夜。
昨晩ほどの冴えはないが、薄く雲がかかって程よい雰囲気。


    大皿に蟹のけむりぬ十三夜   村上鬼城


大皿であるからには何人もの人がいるわけで、作者は「今日は十三夜なのになあ」と思いながらも、他の人はそんなことはどこ吹く風。
こんな旨いものを前に月の講釈は無粋。
さあ、食おう。