今日は旧閏9月13日の今年二度目の十三夜です。
相変わらず毎度同じような月ですが、

昨日は京都句会でした。

河原地副主宰選五句

  ほのぐれに小さき灯り石蕗の花  万里子
  受賞者の握手互ひに爽やかに   徒歩
  法事終へ帰路それぞれに秋の暮  哲半
  半眼の身代わり菩薩秋深む    佳子
特 安土山越せば消えゐる秋の虹   秋麦



昼食後一乗寺下り松の金福寺へ吟行

  
  参道に映画ポスター木の実落つ  ゆうこ
  白山茶花武蔵さとりの地に敷ける 哲半

  山茶花の梢まで満つ山の寺    万里子

  虫食ひの古木祀れり留守の宮   佳子

  秋光や築地に這へる臥龍松    徒歩
  山茶花に板の響や金福寺     秋麦
  

  金福寺冬日眩しき木の根道    忽布

  木の実落つ文人たちの墓石に   英武

茶店「木漏れ日」の仏間で吟行の句会