伊吹嶺4月号遠峰集より私の5句

  願文を記す小石や冬の滝
  ひたぶるに光の雫軒氷柱
  夜寒なほ砥垢詰まりし爪の間
  校倉に巡らせし堀梅三分
  止め石の肌なめらかや春の雪


栗田先生の添削が入った句
 校倉に堀巡らせり梅三分
 止め石の肌なめらかに春の雪

止め石の句は中七の<に>が因果関係を匂わせて切れもはっきりしていないので、<や>で言い切りなさいというメッセージと受け取りました。

 願文を記す小石や冬の滝
 ひたぶるに光の雫軒氷柱

は、
句会の時の句から大幅に推敲しました。

原句は、

凍滝や小石に記す祈願文
ひたぶるに光降り継ぐ氷柱かな