近江路は雨のもてなし翁の忌 徒歩

一日は京都句会でした。

雨の中滋賀県膳所の義仲寺無名庵で句会。

義仲寺は湖明かりなり若葉雨 司馬遼太郎

  吟行句

 開梆の古りたる音やうす紅葉   徒歩
 秋雨に濡れて色増す柿ひとつ   悦枝
 秋雨に震ふ葉蘭や巴塚      哲半
 義仲寺の句碑それぞれに初時雨  秋麦
 雨しとど秋明菊の白極む    万里子
 柿紅葉裾に散り敷く枯野の碑   英子
 木曽塚に雨音の沁む冬隣     俊雄

 しぐるるや小さき門の亀瓦    佳子