3月京都句会 義仲寺吟行

今日は雨の寒い中、近江膳所の義仲寺での吟行でした。

まだ芽柳の門前

  雨ふふみ天へ挙れり牡丹の芽  哲半
  御文庫に鍵穴二つ木瓜の花   範子
  春泥にすべつて掴む巴塚    伽葉
  あな細き翁の杖や春時雨    徒歩
  扁額も桜も古りて春寒し    悦枝
  料峭や文庫の黒き鉄扉閉づ   万里子
  木の芽雨茅葺堂の軒雫     佳子
  夢一字俳人墓に春の雨     秋麦
  義仲寺の釣瓶を濡らす春の雨  英子
  雨ひと日義仲寺の梅咲き満てり 英武