先日ハリー氏から自主制作のCDアルバムを頂いた。
俳句でいえば句集である。
丁重に扱うべきである。
満開の桜の夜、ハリー氏の歌に耳を傾ける。
温かく優しい声が還暦を迎えた私の体を心地よく包む。
うーむ、マンダム!(私なりの感動の表現)
全22曲。
和洋のカヴァー曲と、ハリー氏のオリジナルが7曲。
マコロン氏作の曲も1曲。
「九月の風は」という曲は、昔私が唐突に出したある手紙が元になって出来たものであると聞いている。
そのような記憶が私には無いのだが、ロバート・F・ヤングというSF作家のある短編小説の中の<九月になれば・・・>という一節をとても気に入っていた記憶はあるので、その小説に触発されて衝動的にそのような手紙を出したのかもしれない。
十代の出来事から始まって今、その曲の入ったCDを目の前にするとは、数奇な運命に驚くばかりである。