iri坊氏から沖縄旅行の吟行句の冊子を頂きました。
俳句以外の文もあり、一連の物語となっている句群です。
まるで選者のようで心苦しいですが、抜粋して紹介したいと思います。


  那覇の街モノレールゆく鱗雲
  坂道の続く首里城桐一葉
  泡盛の透けしグラスや秋魚
  島唄に響く指笛秋の夜
  琉球の夜更けて高し星月夜
  無料です高速道の秋の旅
  悠然とジンベイザメの泳ぎかな
  石組の祠の墓や秋晴るる
  ひめゆりの塔に捧げし秋の花
  天高き沖縄戦の過去未来
  秋扇やうどいの踊り一人占め
  秋色の魚が並ぶ漁協かな
  オリオンの泡立ち軽き生ビール
  今もなほ平和を願う国民の防人となる県の暮らし
  しみじみと名古屋はよろし秋の雨