「伊吹嶺」6月号が届きました。
「新同人競詠評」にて、櫻井幹朗氏から身に余る励ましとお褒めの言葉を頂きました事を感謝申し上げます。

遠峰集の私の5句です。

  欄干に火玉転がしお松明
  まだ赤き火屑掃きゐる修二会僧
  中庭に花の匂へる旧府庁
  清明や庭に開けし自刃の間
  御詠歌に花散る結の札所かな

まだ赤き火屑掃きゐる修二会僧

の原句は、

まだ赤き火屑掃きたる修二会僧

でしたが、栗田主宰の添削が入りました。
「掃きたる」ではそっけない感じですが、「掃きゐる」で人の動きが生き生きとしてきたように思います。
4句目も「開ける」が「開けし」に直されています。