五月京都句会の河原地主宰選です。
私は不在投句でした。
ヘルメット置けり旅路の草若葉 哲半
岬の子祭団扇を腰に差し 忽布
子を抱く地蔵の笑みや花の雨 英子
海光を弾き青鷺羽搏けり 恵光
洗はれし山は萌黄に五月来る 佳子
巣立ち早や令和生まれのつばくらめ 俊雄
秋千やたなびく髪のなけれども 徒歩
馬術部の馬糞すき込む穀雨かな 佳子
風光る子牛の膝にかすり傷 徒歩
特 葉桜や背広よれたる不惑の子 万里子
春暑しATMの京都弁 英武