平成21年11月伊吹嶺HP句会講評より 


     繋ぐ手のこぶしの中に木の実かな  佳子


母子が手を繋いでいるのでしょうか。子供の手を繋ごうとしたら、子供の手のひらに木の実があり、そのまま繋いだ。その情景をそのまま素直に写生しています。俳句は多くのことを語れません。このように見たままを写生することにより、作者の思いが伝わってきます。   
                                   国枝隆生
私も一言。
想像では絶対に出来ない句。実の句は尊い