2012-10-28 ■ 俳句 俳句 「角川俳句」の昭和63年2月号を読んでいたら藤田湘子のこんな句に出会った。 霜月や刃物浸せし水の艶 刃物が光る句は私のも含めて一杯あるが、真冬直前の冷え込んできた頃の「水の艶」である。 元々刃物に弱い私であるが、こういう句に出会うところりと参ってしまう。 湘子の他の感銘句 死ぬること残せし父へ歳暮かな 死後といふ洞持ちたる古暦