綾子忌や句碑の温みを手の内に  河原地英武

選句では中七の類想感に私はスルーしてしまったのですが、披講での副主宰の名乗りのたびに何処が良いのかなあ?と考えました。
そうか、下五「手の内に」の言語感覚、特に「内に」の言葉選びが卓越していると思い至った次第です。