龍ヶ丘俳人墓地

   丈草の墓より貰ふ竜の玉    飴山實

義仲寺

   空井戸の滑車にかかる破芭蕉  忽布
   十哲の墓密に立つ残暑かな   哲半

   秋雨は銀のひかりに翁堂    英武
   鳴らしみる魚板の湿り秋ついり 佳子
   煩悩の音吐く魚梆水の秋    徒歩
   

   足かくす巴の地蔵秋ついり   初江
   秋風や巴地蔵の足の欠け    秋麦
思ひ草(南蛮煙管)

今日は「思ひ草」の席題で一句という思わぬ展開に
席題一句


   思ひ草触れば横に首振れり   英武
   亀歩く飛石さけて思ひ草    初江
   足欠けし巴地蔵や思ひ草    佳子
   旧道に傾き咲けり思草     哲半
   木曾塚の高き竹筒思ひ草    徒歩
   隠れ咲く淡き紫思ひ草     忽布
   はでやかな色も見えたり思ひ草 秋麦




無名庵にて句会

芭蕉像を背に河原地副主宰

このお茶は私が淹れたのですが、私の期限切れのコーヒーのちゃびんさんのコメントを思い出し、副主宰は少々心配したようです