ゲストのお二人


河原地副主宰選


   手鏡の空の明るさ春立てり    範子
   春疾風銀輪の子の前のめり    範子
   しづけさや手水の杓に氷柱なす  哲半
   夕日影のこる川面や葱買ひに   佳子
 特 櫓より嫁を見つけて福は内    ゆうこ



今日の一句
  マカロンの淡き虹色春立てり   範子
  櫓より嫁を見つけて福は内    ゆうこ
  大寒の夜雨に滲む通天閣      忽布
  駅裏の欠けしネオンや寒四郎   徒歩
  凍滝の一縷不動の剣立つる    哲半
  夕日影のこる川面や葱買ひに   佳子
  魚跳ねて早春の海きらめかす   英武


吟行 伏見稲荷初午祭

  午祭異国の言葉飛び交へり  忽布
  初午の献酒黄桜月桂冠    徒歩

  京野菜段に飾りて午祭    ゆうこ


  松明の如きらふそく春寒し  英武


  千本鳥居くぐれば春の鳥のこゑ 範子

  冴返る焦げしうづらの姿焼   佳子
  味噌香る稲荷煎餅春立てり   哲半

二度目の句会
披講、選評共々「午」を「牛」と読む人が続出しました。

目が何気に佳子さんの方へ寄っていますね。

名古屋着