筍を三和土に寝かせ先斗町 河原地英武
筍などが三和土や土間にあるという句は沢山あるが、下五に先斗町を置いたことで、これは店の夜の料理に使われるのだなと思われ、筍が俄然生き生きと見えてくる。
食事の後伏見へ吟行
寺田屋の庭
寺田屋に止まりし時計梅雨旱 佳子
大ゆれの夏川屋形船すぎて 英武
曲がり来る十石舟や額の花 徒歩
紫陽花や十石船の小さき波 哲半
酒倉の裏の水路の濃紫陽花 秋麦
二度目の句会 月桂冠本社跡「伏見夢百衆」
倉の町冷たい甘酒注文す 治子