2017-01-01から1年間の記事一覧
「ディア・ハンター」を初めて最初から最後まで観ました。 ロシア正教の結婚式が長々と続きます。 ゴッドファーザーの結婚式を思い出します。脚本も意識しているのではないでしょうか。 そうかあ、彼らはロシア移民の家族達なんだ。でもラストシーンでは「ゴ…
「ミスター・メルセデス」読み終わりました。TVドラマ「クリミナルマインド」のメンバーに任せたほうが良いような事件に、犯人から挑発された元刑事が挑むお話です。 元刑事物といえば、ローレンス・ブロックの「マット・スカダー・シリーズ」がありますが、…
上巻をあと少し残すところまで読み進みました。 驚くような内容の小説ではないのですが、相変わらず饒舌なキングの筆力に引っ張られてしまいます。
久し振りに図書館へ行ってきました「シャイニング」の少年の30年後の「ドクター・スリープ」と迷ったのですがこちらにしました。 両方借りても良かったのですが4冊は重すぎます。
それでは、
伊吹嶺8月号「遠峰集」より私の5句です。 波引きし砂艶やかに立夏かな てのひらに電話番号夕薄暑 兄弟の署名捺印星涼し 叡山の獣道なり蟻の列 釈迦の手に白き刻印青しぐれ
角川「俳句」8月号平成俳壇のその他大勢の佳作ですが入選していました。今井聖選 溶接の火花芳し春の雨
口々にあつしあつしと幽霊図 徒歩 涼しさや篝の絵ある奥座敷 秋麦 びーどろの杯に気泡や晩夏光 哲半 声かけて組みたる足場秋津舞ふ 万里子 白雨来て屋根葺く大工散りぢりに 悦枝 舞殿にかなかな聞けり雨やどり 佳子 銀色の雨に向日葵ぐらぐらす 英武 河原地…
和歌山県龍神温泉の日高川 高野山の芭蕉句碑 父母のしきりに恋し雉子の声
名古屋場所八角部屋の見学に行ってきました。
今日は高校の同級生加藤一君と水野きくちゃんが来店してくれました。 ありがとうございます。 お互いに写真を撮ろうということになったのですが、一君の注文のうるささににきくちゃんの顔が引きつっていました。 でも楽しかったです。 写真のアップの同意を…
今日は京都句会の日でしたが、実家の法事でした。 一度も会ったことのない祖父の貴重な遺品を預かってきました。 鼻「隆」ににやりとしてしまいました。 船橋家の血筋のようです。
伊吹嶺29年7月号 「遠峰集」より すぐ消ゆるマッチの灯り西東忌 徒歩 潮風を切つて飛燕の高みかな 潮嘗めてみるうれしさよ磯遊び 潮なほも引く静けさや春日傘 近江五個荘 春深し川戸の底に屋根瓦
今日は歯医者の日でした。 妻に私のピンクのポロシャツは何処か?と尋ねると、そんなシャツはないとの返事。 私が探し出してあるじゃないかというと、それはオレンジだとの返事。 私がオレンジのシャツを指してオレンジはこの色だというと、妻はピンクのTシ…
時々朝から頭痛に悩まされることがあるので、今まで色々な頭痛薬を試してきました。 エキセドリンが私には一番良く効くことは分かっているのですが、一日に4錠飲むと変な虚脱感に襲われるので避けてきました。 エキセドリンの主成分(今日突如話題となった…
先日の同人句会で、栗田主宰は先師沢木欣一の言葉として「俳句は認識の詩」を紹介されました。 私のノートにも「認識」について雑誌等からの抜き書きがあります 「俳句は抒情と認識、抒情を含めた知性が俳句そのものであり、見ることが知性に繋がる。虚を含…
今日は中日ビルクラブ東海にて愛知同人句会でした。他人の句には散々の批評をするくせに、どこかで見たような句しか投句できませんでしたが、どうにか一回だけ名乗ることができました。 洛東や夕立のあとの石畳選句を終えてほっとしていたら、ある人から「顔…
市バスの最後尾に座ったのですが、空のペットボトルが一本残されていました。 それが前の方へ音をたてて転がっていったのです。 乗客があんたか?というような顔で一斉に私の方を振り返りました。 映画「卒業の」ラストシーンを思い出したのですが事情は全く…
野際陽子さんが亡くなりました。 中学一年の時に「赤いダイヤ」というテレビドラマに出ているのを見て、綺麗な人がいるなあと憧れた記憶があります。 その前のシリーズが「図々しい奴」だったと思いますが、その時は久我美子に憧れましたからずいぶんと年上…
毎月京都へは句会で行っているのですが、懲りずに家内と行ってきました。 今回のお泊りは九条のサクラテラスでした。 どこの建物も空調が効きすぎで、外は冷たい風が吹いて夜は寒かったです。
今日は太秦の広隆寺、昼食を挟んで蛇塚古墳を吟行しました。 句会は京都駅へ戻ってキャンパスプラザで行いました。 太子殿まで蟻に道ゆづりつつ 悦枝 若葉光笑みかすかなる弥勒仏 英子 飛石を弁天堂へ未草 徒歩 娑羅の花待ちゐる苔の湿りかな 俊雄 蝋梅の実…
伊吹嶺6月号「遠峰集」から私の五句です。 白酒に耳朶赤らめり婚約者 白足袋に草履芳し丈草忌 シクラメン古本バーの片隅に 白れんの揺れに遅れて風の音 谷崎の「寂」てふ揮毫紅しだれ
父の長兄の演習の句は以前にも一部紹介したことがあるが、今回は全文。七月二十三日在郷軍人千種連合分舎耐熱行軍演習 集合 はひ出でし南瓜のつるや明初める 樹々の風教官来るや夏の朝 当番の雑嚢配る明易し 出発 街道やあらぬ所の青き柿 実弾射撃 白々と雲…
進と署名があるので父の次兄の句。 11年正月 元旦や何の気もなし神おがみ *余りに平凡 時間待つ間や姦しき炭火かな *何の時間を待つのか分からぬ 二度三度スキーヤーに押し出され *何処から押し出されたのか分からぬ と散々の批評だが、それよりも昭和…
父の句稿の続き。 梅雨寒や髭面うつる大鏡*面白い見付ところです。理髪業なればこそ此の様な句が得られたのでせう 土岐川車窓より 足浸し釣り竿鳴らす夏の川 陣中報告ラヂオ放送を聞きて いくさばに心はせらす夜長哉 母の縫ふ針に糸さす夜長の子 小春日や力…
昨日の父の句稿の続き。 昔も今も同じような句を作るようで、 清水の石の畳に散る椿 白壁のひさしに落つる椎葉哉一方、 大掃除欄間の煤も払ひけり*欄間、平凡なり 夕焼けて鍬持つ母娘や麦青む*(1,2,3,4と番号を振って)道具立て多し 赤鳥居くぐり…
前略御免下さい先生には御忙しきところ御面倒ですがおひまなところにて見て下さいますようお願い申上げます兄の句も同封致しました故良ろしくお願い申上げますで始まる父の若きころの俳句の原稿用紙。 パラソルの明るき色や更衣*色は蛇足と添削 岩の陰咲く…
先日は愛知同人句会でした。 波引きし砂艶やかに立夏かな五人の方に採って頂きました。 波が引いた直後の濡れた砂を<艶やか>と表現したわけですが、言葉の運びには満足しておりません。 《引き波の》が良いのではという方もみえましたが、果たして<波引き…
今日は京都句会。近江商人発祥の地五個荘の吟行でした。 屋根裏に紅の塗椀春の闇 万里子 釣瓶井戸覆いて白き郁子の花 秋麦 春深し川戸の底に屋根瓦 徒歩 初夏や鯉くぐり来る入れ川戸 悦枝 薫風や織部滑車の濃きみどり 哲半 武具飾る江戸の畳の大座敷 佳子 開…