2014-01-01から1年間の記事一覧

常寂光寺吟行 見はるかす嵯峨野の里や晩夏光 忽布 行く夏の遠の町並み小倉山 徒歩 宝塔の裏も表も炎天下 英武 青苔に湿る色あり石仏 哲半 ありぢごく真昼の砂の動きたる 万里子 麦藁帽片手に昼の鐘つけり 佳子 片蔭に人力車避け嵯峨小径 ゆうこ 昼食 落柿舎…

先月の祇園祭での帰り、高速バスの切符売り場でボードを見上げながら中途半端に並んでいる外国人がいた。 「ハイウェイ?」と声を掛けたら首を振るので、指を下に向けてくるくる回し「シティー?」と言ってみたら通じたようで、指差して「あっちだよ」という…

伊吹嶺八月号 伊吹集巻頭一席より 嫁ぐ子の荷へ降り止まぬ落花かな 橋本淳 「嫁ぐ子の荷」に子を精一杯育てた安堵感、降り止まぬと強調する「落花」に別れの淋しさ。同じく三席より 子と婚のドレス選べり春の暮 梶田遊子 親子してウェディングドレスを選ぶ幸…

七月も終わりである。 自宅裏の暗闇で早くも虫が鳴き始めた。 伊吹嶺八月号栗田やすし主宰「風鈴」より 風入れや戦死の父の遺言書 私事で恐縮だが、先の大戦で私の父は無事帰還したが父の兄二人が戦死している。 その長兄が出征直前の訓練の模様を俳句に詠ん…

某商業高校80回生の幹事マコロン氏こと井上君が寄って下さいました。 明日は某要人と会談予定があるということで、特注のヘアスタイルの所望でした。 明日は東京都知事も朴大統領と会談するそうですが、会談の成功を祈っています。 今日は京都祇園祭の後祭…

八島湿原 諏訪大社下社秋宮 この紋は桑の仲間の「梶」だそうです。 シャルドネ

8月5日は嵯峨野の落柿舎での京都句会です。 去年の12月に続き2度目の会場ですが、芭蕉の「嵯峨日記」を読んで気分を高めようかと思っています。

お世話になっている伊吹嶺の「ネット句会」ではメーリングリストを連絡に使っていますが、その中の京都の哲半さんの何気ない一言。「明日は、鉾立て(正確には鉾でなく南観音山ですが)のお手伝いに行ってきます。」先日祇園祭の山鉾を見て廻って最初の疑問…

近所の神社の茅の輪潜りです。 とりあえず一句、 菅抜の帰りの暗き女坂

露草が咲き始めました。 川越の伊吹嶺会員桑原健次さんからメールと写真をいただきました。 超自然的な引力に引き寄せられて夜な夜な通うジャズライブ、栗田主宰をお招きしての関東合同句会、健次さんの(油?)絵の作品です。 画布ひろげ滝の轟き独り占め …

祇園祭宵々々山日帰り

霰天神山 山伏山の茅の輪 長刀鉾 昼食はもちろんここ喜の屋さん。 働き者のご主人の白靴? 膝打つて祭太鼓の間を数ふ 東口哲半 灼けし地に腰据ゑて見る辻回し 中斎ゆうこ

市中は物のにほひや夏の月 凡兆 外をぶらっと歩いてきたら満月でした。 金曜日ということもあって飲み屋さんは若い人で賑わっていました。

半夏生 亡き父の表札外す半夏雨 矢野孝子

飾る場所が適切かどうか心もとないのですが、京都句会の哲半さんから頂いた祇園祭の厄除けちまきです。 家内が近所の人たちからこれは何だと質問攻めに遭っているようです。 赤い札が珍しいようで、あやしい宗教に嵌ったのではないかと疑われたのかもしれま…

今日の店での雑談からの一言、「否定からは何も始まらない」。 自らを省みて心に残る言葉でした。

伊吹嶺7月号が届きました。 栗田やすし主宰「飛鳥路」より ふくべ抱く羅漢もおはす木下闇 五百羅漢を訪れると、沢山の羅漢に目移りしてしまう。 ふくべを抱いた羅漢に目を止めた作者。 「おはす」というやさしい表現に、まろやかで素朴な(ひょっとしたら酔…

先日の醒ヶ井吟行会での私の句 水影に散り敷く八重の花石榴範子さんと哲半さんが採って下さいました。 しかし副主宰から「流れている水に散り敷くのはおかしくないですか?」の質問。 え〜?と、電子辞書を開きました。水影:水面に映る物の姿。また、姿を映…

京都句会醒ヶ井吟行 梅花藻の流れに浸す薬缶かな 徒歩 小流れに緑のうねり花藻咲く 範子 門川の梅花藻揺らぐ夏景色 忽布 柵を溢るる水の涼しかる 哲半 藻の川に雫落とせり釣忍 佳子 関札を廊下に掲ぐ夏座敷 ゆうこ 鉢植の水やり蜘蛛の糸弾き 英武 本陣跡の食…

以前私のブログで力石の句を掲載した事がきっかけで、全国の力石を研究されている四日市大学の高島慎助様から「力石を詠む」という本を頂きました。 この場を借りて御礼申し上げます。 何かの御縁でしょうか「雉」同人の福江ちえりという方が序文を書いてお…

角川「俳句」の7月号から、「月評今月の10句」の執筆者が河原地副主宰の担当になりました。 毎月の角川「俳句」を読むのが楽しみになりました。 平成俳壇 題詠「青」 大石悦子選 秀逸 北斎の群青の濤冴返る 野崎雅子この方、最近ネット句会に入られた人で…

今日は関ヶ原の古戦場へでも行こうかと思っていましたが、討ち死にの前に暑さで野垂れ死にしても何ですので、近所でうろうろという安直な結果になってしまいました。 それでも本山から(名大キャンパスで行き帰り休憩して)八事興正寺の往復を歩きました。 …

NHK俳句7月号 櫂美未知子選 「薬玉」 薬玉や二重瞼のゐぬ家族 徒歩久し振りに佳作入選していました。 個人的には「ゐぬ」という表現が気に入らないのですが。

寿福寺へ開く踏切白日傘 徒歩 鎌倉の寿福寺に以前訪れた時見落としていた源実朝と北条政子の墓を見てきました。 お墓は写真に撮らないことにしているので画像はありません。 岩窟というのでしょうか、岩をくり貫いた所に供養等がありました。 下の画像はぎり…

何処かで聞いた言葉ですが、昨日御縁を感じてブックオフで買いました。

紫陽花の藍をつくして了りけり 安住敦 朝月を指さす子ども額の花 津久井健之

奥の細道むすびの地大垣へ行ってきました。 名古屋から近くでありながら始めての場所です。 蛤のふたみにわかれ行秋ぞ 芭蕉 元禄の川灯台や風涼し 徒歩住吉灯台(明治の再建)

松尾芭蕉は325年前の今日西行ゆかりの遊行柳を訪ね、 田一枚植て立去る柳かなを残しています。 誰が田植えをしたのかと色々な解釈がありますが、凡人の私は<目の前の誰かが田植えをしたんだろうなあ>ぐらいに思っています。翌日芭蕉と曽良は白河の関を…

昨日句会から帰宅すると伊吹嶺6月号が届いていました。「白牡丹」より 丈草の産湯の井戸や苔の花 栗田やすし 嘱目とはいえ、「苔の花」の配合にほれぼれとする。 「花疲れ」より 憂国の友に注ぎたり花見酒 河原地英武 国の現状と行く末に憂う友。 右であろ…

26年6月京都句会 比叡山里坊の町坂本 兼題「穴太積」 足高に黒蟻渡る穴太積み 英武 武具飾る公人屋敷のあのう積 ゆうこ? 穴太積囲む校舎や山滴る 里坊の蜥蜴出でたる穴太積 徒歩 一陣の風涼しかり穴太積 築山の皐月の向かう穴太積 石臼の飛び石つづき姫…

今回は私の兄からの提供です。 テニス旅行の帰りに寄った(伊勢)神宮バラ園にあった『句碑』『元日や神代のことも思ハるヽ』 守武 室町後期に伊勢の名吟と言われた俳祖・荒木田守武の句碑がばら園の一角に、没後410年を記念して建てられ ていました。 昨日…